説明
透明感のある水晶の内部に、金色のルチルが束状・放射状に広がる、ブラジル・バイーア州産のルチルクォーツ原石です。
ルチルクォーツとは
ルチルクォーツとは、水晶(クォーツ)の中にルチル(酸化チタン鉱物)が結晶として取り込まれた天然石です。
ルチルは細い針状や束状に結晶化することが多く、その入り方によって一本一本異なる表情を見せます。
透明な水晶の中に金色のルチルが広がる姿は、自然が長い年月をかけて生み出した造形美として、多くの鉱物コレクターや天然石愛好家から親しまれています。
近年、ルチルクォーツは世界的な天然石人気の高まりや、良質な原石の産出量減少などを背景に、希少性が高まっている天然石の一つです。特に透明度の高い水晶に美しいルチルが入った個体は、天然石としてだけでなく、鉱物標本としても注目されています。

太陽放射ルチルとは
このルチルクォーツは黒色の内包物を中心として、金色のルチルが束状・放射状に広がる様子が見られます。このような特徴を持つ個体は、天然石市場で「太陽放射ルチル」や「太陽ルチル」と呼ばれています。

裏面には黒色で金属光沢を持つ板状の内包物が見られ、仕入れ元からはヘマタイトとして案内されています。
細い針状結晶に加え、幅のあるルチルが束になって伸びる部分も確認できます。水晶の透明部分、黄金色のルチル、黒色内包物が一つの個体の中で対比をつくる、観賞性の高い標本です。
※黒色部分は仕入れ元よりヘマタイトとして案内されていますが、当店では個別の鉱物鑑別を行っておりません。
※「太陽放射ルチル」は、ヘマタイトなどを中心としてルチルが放射状に広がる個体に用いられる流通上の呼称です。
水晶の透明感と金色のルチル、黒色内包物のコントラストが美しく、観賞用標本としても魅力的な一点です。
ブラジル・バイーア州産について
ブラジル・バイーア州は、世界的にも良質なルチルクォーツの産地として知られています。
なかでもノヴォ・オリゾンテ(Novo Horizonte)周辺では、透明度の高い水晶に美しい金色のルチルを内包した個体や、ヘマタイトを伴う放射状のルチルが産出され、多くのコレクターや天然石愛好家から高く評価されています。
バイーア州産ならではの繊細で力強い結晶の表情は、一点ごとに異なる魅力を楽しめることも大きな特徴です。
原石ならではの風合いと見どころ
本品は、自然のままの風合いを残したルチルクォーツ原石です。一般的な磨かれた天然石とは異なり、表面には凹凸があり、自然が生み出した力強い表情をお楽しみいただけます。
一方で、一面には非常に透明度の高い水晶部分があり、内部へと伸びる美しい太陽放射ルチルをご覧いただけます。





太陽放射ルチルの見え方について
本品は乾いた状態では表面の凹凸により、内部のルチルが見えにくい部分があります。
水に浸したり、表面を軽く濡らしたりすると、水晶の透明感が増し、内部に広がる美しい太陽放射状のルチルをご覧いただけます。
撮影写真も、水晶の美しさが伝わるよう濡らした状態で撮影している場合があります。乾いた状態と濡らした状態で異なる表情を楽しめるのも、原石ならではの魅力です。
※ご鑑賞後は、水分をやさしく拭き取り、十分に乾燥させて保管してください。














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